リハビリコラム【カルシウムについて知ろう!!第1弾】

『リハビリコラム』【カルシウムについて知ろう!!!第1弾】

「骨を強くするためにはカルシウムを摂ろう」とよく耳にしませんか❓カルシウムを摂取するには乳製品がいいとよく言いますよね❗私も子供の頃によく牛乳を飲むと骨が強くなると言われていました?実際、本当にカルシウムだけ摂取して骨が強くなるの?と疑問に思う方もいると思います。そこで今回はカルシウムについてお話していこうと思います✨

まず、カルシウムって何❓

カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラル(五大栄養素の1つの無機物)です。各種ミネラルの中で最も多く存在し、骨や歯を形成します?体重の1~2%を占め、その99%は骨及び歯に存在し、残りの約1%は血液や組織液、細胞に含まれています。摂取されたカルシウムは主に小腸で吸収されますが、吸収率が低く、成人では25~30%程度となっています。ビタミンDは、このカルシウムの吸収を促進してくれるので、カルシウムを摂取するときはビタミンDも一緒に摂取することがより効率よく摂取できるそうです?

体内のカルシウムの特徴

カルシウムは骨で蓄えられ、血液中にも存在します。実は血液中のカルシウムこそ、体を維持するさまざまな生命活動に寄与していて、骨から必要に応じてカルシウムを取り出し、ちょうどよい濃度を維持しています。

カルシウムの摂取量が少ないと、骨や歯からカルシウムが溶け出して血液中の濃度が上がります。カルシウムが継続的に不足すると、血管壁などの組織にカルシウムが沈着し、高血圧、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病の原因になるほか、細胞機能が低下し老化現象を招くことがわかっています。

 

カルシウムの役割って何❓

カルシウムは骨を作る大切な栄養素だと皆さんは知っていると思います‼しかし、意外とカルシウムの役割は多く、6つの役割があります?すべて説明をしたいところですが、今回は骨・筋肉・血液凝固の3つがどのような働きをしているのか説明していこうと思います✨✨

⭐骨と歯の形成に必要

食事からカルシウムを摂取し、そのカルシウムは小腸でビタミンDなどの働きによって吸収され、血液中に入り、骨に運ばれて骨が作られます。その一方で、骨はしなやかさを保つために、常に少しずつ古くなった骨の成分を破壊し、新しいものへと作りかえる新陳代謝を行っているそうです?

 

⭐筋肉を動かすのに必要

私たちは生きるために「横隔膜」と呼ばれる筋肉を使って呼吸をし、その取り入れた酸素を運ぶため、「心臓」という筋肉を使って全身に運んでいます。これら呼吸や心臓の拍動といった筋活動はすべて、カルシウムイオン(電解質)のおかげです。このカルシウムイオンが増えることで、一つ一つの小さな筋肉が中央に収縮することで、一つの大きな収縮を見ます。つまり、筋肉を動かすためにはカルシウムが必要になります?

 

⭐血管を固めるのに必要

血液を固める物質は13種類あり、12個はタンパク質ですが唯一例外なのがカルシウムとなっています❗出血を止めるためには、いろんな物質が働いており、その中でもカルシウムは破れた血管にかさぶたのような膜を張って出血を止める過程の中で重要な働きをしています?

カルシウムは骨を強くするだけではなく、他にもいろんな役割がありますよね?じゃあ、どうしたらカルシウムを摂取できるの?と思う方もいると思います。次回はそれについてお伝えしていこうと思うので、次回もお楽しみに?

  
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