【リハビリコラム】低温やけどについて

皆さん、こんにちは☀

もう冬になり、寒くなってきましたね。皆さんはどんな寒さ対策をしていますか❓

カイロや湯たんぽを使っている人も多いと思います。そこで今回は冬場に注意してほしい『低温やけど』についてお話していきます✨

 

低温やけどとは・・・❓

熱湯や火などに触れて起こる「高温やけど(70℃以上)」よりも低い温度のやけどのことを言います。具体的には44~50℃前後のものに皮膚が直接、数分~数時間にわたって触れ続けることで起こるそうです。

実際にカイロや湯たんぽなど、体温より少し高めの温度(44~50℃)のものに長時間触れ続けるとヒリヒリしたり赤くなったりすることはありませんか❓そのヒリヒリや赤みは「低温やけど」になっている可能性があります。

症状の見た目はわかりにくく、痛みを感じづらいことがあるので、軽症と勘違いしがちですが、普通のやけどより重症化してしまう場合もあります。

 

⭐低温やけどの症状

    

 

⭐低温やけどの原因と注意したい人

低温やけどは上記で伝えた通り、体温より少し高いくらいの熱を持つものに長時間当たり続けることが原因です。自分で温度のコントロールができなかったり、熱さを感じにくい人は注意が必要です。そのほかにも・・・

・皮膚の薄い高齢者

・寝返りができない乳幼児

・糖尿病などで手足の循環が悪い方

・泥酔している方

・体の感覚が鈍くなっている方

などもやけどのリスクが高いため注意しましょう。

 

⭐低温やけどの対処法

・すぐに常温の水道水や流水で冷やす(20分程)

※無理に服を脱がす必要はありません。脱がせない場合は衣類の上から流水をかけて冷やします。

 

・冷却スプレーは使わない

やけどの治療には効果がないため。(熱冷まし用のシート等も同様です)

 

・水泡、水ぶくれは絶対に潰さないで下さい

細菌が入ってしまう恐れがあり、かえって悪化する可能性があるため

 

低温やけどは、民間療法や自己判断ではなかなか治しにくいやけどです。間違った処置をしたり、下手に放置してしまうことで重症化したり、感染症にかかってしまうこともあるので、まずは冷やして早めに病院を受診するのをオススメします。

 

最後に・・・

低温やけどの原因になるのは、寒い日に活躍する次の3つが主に挙げられます。

・湯たんぽ、電気あんか

就寝時に使用しながら眠ってしまい、翌朝に水ぶくれができているケースが多いみたいです。厚手のタオルや湯たんぽ袋、専用カバーなどで包んでも、低温やけどになる恐れがあります。

〈安心な使い方〉

湯たんぽや電気あんかは就寝前に布団に入れ、布団を温める目的で使用するようにし、寝る時は布団から出すように心掛けましょう。

 

・使い捨てカイロ

長時間の運転や座り仕事、就寝時やサポーターなどでの同じ場所で圧迫されると低温やけどのリスクが高くなります。また、こたつの中や暖房器具の近くなどでは急激に温度が高くなることもあるそうです。

〈安心な使い方〉

貼るカイロは必ず衣類の上から貼り、同じ場所に長時間当てないようにしましょう。また、貼ったまま眠ったり、こたつに入らないようにしましょう。使用方法をしっかり守れば大丈夫です。

 

・電気毛布

就寝時に一晩中使用することにより、低温やけどを引き起こす場合があります。

〈安心な使い方〉

湯たんぽや電気あんかと同じように、寝る前や電気を入れて温めて、就寝時には電源を切るようにしましょう。就寝時に使用する際は、必ずタイマーを設定しましょう。

 

これからこたつやホットカーペットを使用する人も増えてくると思います。その際もつけたまま寝ないようにして下さい。寝てしまいそうだなと思ったらタイマーを‼

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます?ここまで読んでくれた方は、低温やけどについて少しは詳しくなれたのではないでしょうか❓この冬は寒さ対策をすると共に、低温やけどにならないよう気を付けていきましょう❗

今年はいろんなリハビリコラムを書いてきました❗いい勉強になりましたか❓来年度もいろんなことを皆さんに発信できたらなと思います?

では、また来年もよろしくお願いします?

  
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