【リハビリコラム】貧血について
皆様、こんにちは![]()
9月とはいえ、残暑が厳しくなっていますね![]()
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過ごしやすい秋の季節が待ち遠しいです![]()
本日のブログでは、貧血の中でも最も多い「鉄欠乏性貧血」についてお話ししていきます![]()
まずは、貧血の理解を深めていただくために、血液のご説明をいたします。
血液は、赤血球、白血球、血小板、血漿と呼ばれる成分から成り立っています。

貧血とは、血液の中の赤血球に含まれる、ヘモグロビンの濃度が低下している状態のことです。
このヘモグロビンは、酸素を全身へ運ぶ、重要な役割を担っています。

鉄欠乏貧血とは、名前の通り身体に蓄えられている鉄(鉄分)が不足している状態のことです。
鉄は、ヘモグロビンを作るのに欠かせない材料となっています。鉄が不足するとヘモグロビンが十分に作られなくなり、結果として貧血になってしまいます。

貧血は、酸素を全身へ運ぶヘモグロビンが不足しているため、身体が酸素不足に陥ります。
それにより、めまいや立ちくらみ、動悸や息切れなど様々な症状が起こりやすくなってしまいます。

ではなぜ、貧血になってしまうのでしょうか。原因としては、以下のものが挙げられます。
・過剰な出血
・鉄分の摂取不足
・過剰なダイエット
・手術による胃切除後
・消化管出血
このようなものに当てはまる方は、貧血のリスクが伴います。
ここで、皆様にはご自身で貧血になっていないか、簡単に確認ができる方法をお伝えいたします。
<視診・触診>
・顔面や皮膚が青白くなっている。
・眼瞼結膜(まぶたの裏の部分)がピンク色ではなく、白くなってきている。
これらは貧血になっている可能性があるため注意が必要です。

・指先(爪)を5秒間圧迫し、離した時に3秒以上経っても赤みが戻らない。

こちらも貧血をチェックする上で簡単にできる方法となっています
<症状>
先程、お伝えしたように、めまいや立ちくらみ、動悸や息切れなどの症状が主な症状となります。
<血液検査>
血液検査の結果一覧では、「Hb」という表記がヘモグロビンの値を示しています。
男性では13g/dl以下、女性では11g/dl以下となると貧血の診断となります。
また、8ℊ/dl以下となってしまうと、輸血の対象となることが多いです。
これらの確認方法は、日常で簡単に行えるものとなっています。
最後に、貧血を予防するための食生活についてお話ししていきます。
ここまでの説明で、鉄不足が貧血に直結してしまうことは皆様にもご理解いただけたと思います。
では、どのような食べ物を摂取すると、貧血の予防や改善に繋がるのでしょうか。
レバーや豆類、シジミなどは、鉄が多く含まれていると言われています。
また、鉄の吸収をより良くするために、タンパク質も十分に摂って、ビタミンや緑黄色野菜なども一緒に摂取する必要があります。

貧血は、自覚症状がなくても進行している場合があります![]()
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皆様もこの機会にぜひご自身の身体と向き合って、残暑が厳しい中でも元気に過ごしていきましょう![]()
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